「シーグラス」が無くなってしまいました。


これが「シーグラス」。
何らかの理由で海に落ちたガラス製の品物が、
砕けて角が綺麗に無くなり、
色んな色、形のかわいい粒になります。
こうなるまでには20年以上は掛かると言われ、
どういう人がどういう状況で落としたか、
ちょっとした浪漫にもかられる品です。
この「シーグラス」が
ほとんど見られないようになってしまいました。

原因は、このふたりのご婦人。
今年の春頃からでしょうか、
毎朝の犬の散歩の時にお会いするように
なりました。
何度か会う内に声を掛けてみると
「これを拾って集めているんです」。
袋にたくさん入っているのは
角の取れた小さなガラスの粒でした。
「それはシーグラスって言うらしいですよ」。
ふたりのご婦人にお話しすると、
早速インターネットで調べられたらしく、
その奥の深さに感動されていました。
それから今現在、この時期まで
毎朝おふたりでシーグラス拾いの始まりです。
とにかく、拾い尽くされました。
ご自分達でも
「拾い尽くしちゃったね~」
と笑われるくらい、無くなりました。
この集中力には脱帽です。
もうすでにそうですが、夜明けが随分遅くなりました。
これから寒さも厳しくなるのに合わせて、
作品作りに入られるそうです。
来年の春には、
また海がたくさんシーグラスを
置いていてくれるはずです。
福田 聡