木製サッシの修繕も、完了の運びとなりました。
修繕にあたって、いつも判断に迷うのが
交換するべきかどうか・・。

一見、黒染みが酷く、実際に腐食していた箇所と
比べても同じように見栄えが悪いですが
触ってみると、生きている木と代わらない位固く、
どうやら『腐食』まで行かず、『変色』で
留まっているようです。
こういう場合は、いたずらに切り取って
接ぎ木にするよりも、「生きている木」を生かして
出来るだけ障子の成型を保つ方がベターだと
考えています。

木の染み取り材です。

塗ってみると・・

かなりいい感じで黒染みが取れます。
これを何度か繰り返したら、木自体の色素も
落ちてきますので、仕上げに同じ色で
着色して完了です。
一番大切な事は、その後また腐食するような
原因を残さない事ですが、
その上での「生かせる箇所は生かす」という施し方が
より長持ちさせる考え方だと思っています。
福田 聡