
少々子供さんの遊び場になっている様子もある、この暖炉・・。
天然の玄昌石を貼った壁面の中に燃える火の様子は、
それはそれで飾り気が無く、質感で見せている
ところもある暖炉でした。

ある程度の飾り物が置けるよう、20㎝ほどの奥行きを取り、
モールディングを使って、濃い目の塗装を施し、
質感を壊さないような“暖炉飾り”をつけてみました。

床の間を備えた和室がめっきり少なくなって来た最近の
住宅の中で、でもやっぱり「床の間」の意味を備えた空間を
欲しがる家人が増えている・・というのも、また事実です。
元来、上座に座る“当主”の格式を上げるために配された
「床の間」は、近代社会ではどちらかと言うと、客間にあって、
掛け軸や生け花など季節感を持ってお客様をもてなすという
意味が強くなりました。
そういう意味で言うと、「床の間」の代わりにお客様へ
“おもてなしの心”を表す何かが欲しい・・と感じるのは、
やはり日本人に宿る情緒感が根底にあるのでしょうね。
季節を感じさせる物だったり・・
家族の写真だったり・・
家族一人ひとりの、印象に残る空間になればいいですね。
福田 聡